あの「チームバチスタの栄光」の海堂尊さんの一作で、これは病院モノとは全く一線を課した小説。
あぁ、そんなものあったなぁ、と思わず懐かしくなってしまう、「ふるさと創生基金」。この基金をもとに作られた黄金の地球儀を巡るドタバタ劇、といってしまえばそれまでですが、主人公親子をはじめとする登場人物間のテンポのいい掛け合いは、ここでも健在です。
以前に読んだ「螺旋迷宮」の舞台である桜宮市がここでも登場。物語の謎を解くキーワードでもまた隠されているのかな、と思いましたけど、それは深読みし過ぎ、でした(苦笑)。
それにしても、本作で登場する様々なモノのネーミングのユニークなこと!
水族館で飼っている深海生物の「ボンクラボヤ」だの「ウスボンヤリボヤ」をはじめ、空間に超高圧空間をつくってしまうという「空間圧力釜三号」や球体を精巧にくりぬく掘削機「ケズリン・プッチーニ」・・・・ばかばかしいと言えばこれほどばかばかしいネーミングはないけれども、そんな名前を考えついてしまう作者には、ほんと恐れ入ります(笑)
